三井川製作所の技術が詰まった4剣2重ハギモデル
キャロム用の三井川キューです。鮮やな紫色をしたパープルハート材を使用した珍しい2重4剣ハギキューです。ハギには、紫・グレー・紺・黄の4枚のベニヤが付いています。バットスリーブにはハギのベニヤとあわせたウィンドウ型インレイ(トメハギ)が4つ入っています。リングは三井川製作所オリジナルの金属リングがジョイントカラー部にリングを2つと、グリップエンド、バットエンドの合計4箇所入っています。三井川オリジナルのハイテクシャフト「72-5(ななに・ご)シャフト」が装備されています。
<三井川(みついかわ)製作所 紹介>
三井川製作所は、2021年4月から本格的にキュー製作を開始。工房は東京都昭島市にあり、理想とするキューを作りたいという情熱を持った3人のキュー製作職人が協力して立ち上げたメーカーです。
キューメーカーとしては新しいですが、3人の職人はいずれもベテランで、キュー製作のキャリアは3人合わせて81年(2021年現在)になります。基本的に製作するのはすべて1本もののハギキューで、美しい剣ハギ、タケノコハギもしくは両方を組み合わせることができ、ポケット用、キャロム用どちらでも製作できます。世界的にも数少ない本ハギキューが製作できるのも大きな特徴の一つとなります。
ちなみに「三井川製作所」の「三井川」は3人の職人の名前から1文字ずつとったもので、シンプルでありながらも特徴的なロゴは、日本製・国産のキューを強くアピールするために漢字表記でデザインされています。
<三井川(みついかわ)キューについて>
基本的に製作するのはすべて1本もののハギキューで、剣ハギ・タケノコハギのどちらでも製作できます。ジョイント近くまで伸びる長いハギを持つキューもあり、三井川キューの特徴の1つとなっています。
銘木材は必ず職人が現物確認して選りすぐったものを使用し、更にはタップ、ジョイントピン、バンパーゴム以外のすべての部品が自家製で、装飾ベニヤの染色も工房内で行なっています。
このように手間を惜しまず最高の品質を目指したキュー製作をしているため、製作本数は月産10本ほどという少数となっています。
シャフトはノーマルのほか、オリジナルの5分割の72-5(ななに・ご)シャフト・先端空洞加工シャフトがあります。72-5シャフトは72度にカットしたメイプル材を組み合わせて作られています。断面で見た場合に継ぎ目が真っすぐにならず、これにより安定性・剛性が高く曲がりくくなっているのが特徴です。
三井川製作所で生みだされる全てのキューにはシリアルナンバーが刻印され、製品証明書とジョイントプロテクターが付属します。